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不妊症・不育症 |

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普通に夫婦生活があっても1年以内に妊娠しない場合に不妊症といわれるようになります。実際には女性の結婚年齢が高くなっていることや早めに子供が欲しいなどの理由で、1年間待たなくても不妊外来を訪れる方はいらっしゃいます。その他にもばく然と自分は妊娠しにくいのではと不安をもたれている人もいるかもしれません。それではいつ頃から不妊についての診察を受けたらいいのかというと、これはかなり個人差のある問題となります。 不妊の原因となる因子と重症度によっては早めに治療しないといけないこともあるからです. そこでまず、不妊症の原因を考えてみますと、女性側、男性側、両方に原因がある場合があります |

女性側因子 |
主な原因
1.排卵のトラブル 排卵しない・排卵しにくい・・・
主な症状は生理不順です。
<主な検査>
−ホルモン検査−
血液検査で何項目かのホルモンの数値を確認します。ホルモンの種類により生理の周期の何日目頃に採血するのが良いか異なります。
−超音波検査−
卵巣や子宮内膜を直接観察し排卵日を推定します。
2.卵管のトラブル 症状はあまりなく、検査でわかることが多いです。卵管が通っていないと受精ができません。
<主な検査>
当院では子宮卵管造影検査をお薦めしています。レントゲン写真を撮り保存した画像を見ることにより、誰が見ても客観的に卵管の通過を確認できるからです。
造影剤には水性と油性の物があり、検査前に医師より説明がありますが当院では主に水性のものを使用しています。
3.着床のトラブル
排卵や卵管に問題なく受精がされていても、子宮内膜に異常があると妊娠できません。受精卵は子宮内膜に着床しますが、筋腫やポリープ、あるいは着床ホルモンの異常で妊娠できないことがあります。
<主な検査>
超音波検査、ホルモン検査など。
上に書いてあるものは最低限の検査であり、多くのものが方法や回数に制限はあるものの健康保険が使えます。
ただし検査を行うのに一番適した時期がそれぞれ違うので1回の受診ですべての検査ができるわけではありません。
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男性側因子 |
受精可能な精子の数が少ない、あるいは精子が全く無い場合で、原因はさまざまです。 男性側が過去に睾丸にダメージが残る感染症や事故にあった、
現在の尿道系の感染、精索静脈瘤、免疫系の異常も問題となります。いずれにしても、精液中の精子の状態がどうかを知ることが重要です。精液検査は御主人側の理解があれば簡単にできますので、早めにチェックをしたほうがいいかもしれません。
当クリニックでは実際にお子さんに恵まれない方から、もしかして不妊かと悩んでいる方まで基本的な検査から、専門的治療を行っています。 |

治療について |
治療が必要な場合は、[周期]という生理の始まりから次回の生理の日まで1つの期間を意識することが大事です。
今回の周期はどのように取り組むか、これまでの治療の結果うまくいかないのはなぜか、他にどのような検査を追加して行うか、治療のステップアップ(人工授精・体外受精)は必要かなど、
毎周期ごとに考えながら走り続ける必要があります。
治療経過の短い人は始めはタイミング法と呼ばれる排卵時期を毎周期調べて性交日のタイミング指導を行うことが多いです。毎周期ごとに排卵日を調べて習慣づけることが治療の第一歩となり継続性につながるからです。ただしそれを漫然と続けても妊娠しない時、年齢や社会的要因で妊娠を急ぐ場合は適切な治療のステップアップを考えなければいけません。
当院で行っている治療のステップアップとは女性側が排卵誘発剤を使用するかどうか。そして受精の方法をどうするか周期ごとに考え、必要であればより高度な治療に進んでいくということです。
代表的な 治療のステップ 1)タイミング療法 2)人工授精 3)体外受精・顕微授精
妊娠という結果が得られない場合は1)→2)→3)とグレードアップした治療が必要になります。
これらの治療は当院ですべて行うことができます。それをいつから行うかは医師と相談の上決めることとなります。
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